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地獄・極楽展

若院日記

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源信僧都 一千年忌

真宗大谷派 三河別院 報恩講に合わせて開かれている、源信僧都一千年忌記念「往生要集と地獄・極楽展」に行ってきました。

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いただいた資料には、

親鸞聖人が、インド・中国・日本の念仏道統の師と仰いだ一人、源信(恵心僧都 942〜1017年)は今年、一千年忌を迎えます。主著『往生要集』3巻は、念仏を基本とし流転輪廻の六道の迷いを超えて、欣求浄土を勧める意義深い書として、当時から注目された本となりました。ただ、この本の前半には、諸々の地獄がリアルに表現され、この書を原点に日本の地獄観が創られたともいわれ、これを絵画化したものは各地の寺に伝えられております。真宗でも近世後半より用いられたようで、全国の真宗寺院にも散見されます。

今回、この祈念すべき年にあたり、岡崎教区内寺院に伝えられている地獄絵などを展示し、改めて地獄と極楽、そしてお念仏の救いについて考えてみたいと思います。

とあります。恥ずかしながら、源信僧都の一千年忌であることを知りませんでした。

地獄絵図のほか、人間が亡くなってから土灰に帰するまでのありようが九段階に描かれる九相図や、火の河、水の河の二河の中を此岸から彼岸へ渡る旅人(修行者)を描いた二河白道図なども展示されていました。

多くがそれそれの寺院のご住職が描かれたものらしいことに驚きです。この図を見た多くの人はそんな受けとめをしてきたのだろうと思いを馳せました。

見えなくてもある

後方から年配の女性の声で、小さいころお婆ちゃんに連れて行かれたお寺で見たときは、それはそれは怖かったと言う声が聞こえてきます。

現代の子どもたちは「そんな非科学的な」というでしょうか。近年、地獄絵図をモチーフにした『地獄』という絵本が密かなブームになっています。私の息子に買いました。今は真ん中の娘が怖がりながら見ています。

小さいころの体験は大きいですね。見えないものの存在を意識する、想像力が豊かになりそうです。

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