昨年の初夏のことです。住職が書院の庭に何かがいると言うのです。猫でも犬でもなく、わからない動物です。写真に撮って調べてみると、なんとたぬきでした。菅生川堤や愛宕山でも見かけるそうです。害獣なのかもわかりませんが、今のところ、被害はなく、明願寺が三日に一度程度の散歩コースになっているようです。 人を見ても慌てて逃げることもなく、じっとこちらを見返してくることもあります。たぬきに見つめ返されるとなんだかこちらも落ち着かなくなります。 たぬきに化かされるというのは、こうしたところから出てきた話かもしれませんね。