2月24・25日にかけて、宮城県亘理町に支援活動に行ってきました。お参りの折や法座の一場面でお話したり、報告会をすることもありますが、そういう場合は一番メインのお米を届けるところや現地のみなさんと顔を合わせてお話したことなどに限られます。
今回はもう少しゆるい企画で、行きの行程からのんびりレポートをしてみようと思います。
今回は三重県、愛知県を中心に23名の参加でした。桑名からレンタカーとトラックがあわせて4台、岡崎からワンボックスが1台の構成です。24日朝の9時に明願寺に集合。6名が乗り込んで出発です。息子を幼稚園へ送っていった若坊守と娘の結惟も手を振ってくれました。
岡崎インターから高速に入り、宮城県を目指します。今回は雪の心配があるので、東京経由の首都高ルートになりました。いつもは渋滞を嫌って長野から北関東自動車道で東北に向かうのですが、2月のこの時期は迂回です。昨年は帰りに事故渋滞に捕まり散々な目にあいました。ちょっと心配です。
しかし今日は天気も良好、道も順調に進みます。期待した富士山は雲の傘をかぶっていました。
お昼ごはんは海老名SAにて。みんなそれぞれで食事です。長時間の運転で疲れていますが、実は何も動いていないので食べ過ぎ注意です。
その後東京に到着。いよいよ首都高です。ちょっと構えていきましたが、今日は順調に流れていてすんなりと通ることができました。明日も無事に流れてくれますよう。
その後は東北道に入り、2度の休憩。今回は車5台だったこともあり、携帯メールのやり取りでお互いの位置を確認しながら18時頃にいつも宿泊している「ファミリーロッジ旅籠屋」に着きました。
いつもどんなところに泊まっているのと聞かれることも多いのですが…。こんな感じです。
バス・トイレも別で快適な宿です。亘理は観光名所ではないので、宿泊施設が充実しているとは言いがたいです。今回は大所帯なので全室押さえてしまいました。いつもお世話になっている旅籠屋さんには感謝感謝です。
さて夕食は津波の被害の大きかった地区で営業を再開された中華料理屋さんにて。
私たちに加え、地元亘理の窓口になってもらっているお寺の総代さんらと懇親を深めました。
翌日のミーティングも兼ねて、また今回は道中それぞれの車だったこともあり、顔合わせでもありました。
その後宿に帰って、部屋で少し飲んで寝ようと思っていました。…が宴会部屋からお誘いが。気づいたら12時頃になっていました。翌日に備えて急いでお風呂に入り、ベッドに入るとやはり長距離運転の疲労によりすぐに眠りにつきました。
翌25日、起きると昨日のお酒のせいか頭が痛いです。やや二日酔い気味な立ち上がり。
朝起きてから、まずは朝食。この宿は数種類のパンやコーヒー、ジュースなどセルフで食べられます。部屋に持っていくことも可。
ただし私は二日酔い気味で、朝はヨーグルトのみでした。
8:30に出発。いつもお世話になっている同じ浄土真宗寺院にて、ミーティング。
その後AB、2グループに分かれて活動します。私はAグループで100世帯弱の仮設住宅3カ所を回りました。ちなみにBグループは400世帯ほどの大きな仮設住宅にての活動。今回は亘理町にある全部の仮設住宅にお米を届けることができました。
秋に伺ったときと比べると、不在の方も多い印象でしたが、お話される方は上がっていってお茶をご馳走になりながらということも多かったです。
最初の頃と比べるとこうしたケースが増えてきました。活動を継続していること、亘理町のみなさんも人間関係が変化し明るい表情が増えてきたことなど要因はいくつかあるでしょう。信頼していただくのは嬉しいですね。
3カ所回るとお昼ご飯です。ただし私はここで一旦お米配布からは離れました。事務局長と一緒にラジオ番組に出演したためです。亘理町の地域FM、エフエムあおぞらの30分ほどの番組でした。今までの活動と亘理町の印象、今後についてお話ししました。これで3回目でしたが、緊張しますね。
ラジオが終わった後にみんなに遅れての昼食でした。ご飯は名物のほっきめし。ホッキ貝本当に美味しかったです。はらこめしとほっきめしが亘理町の名物ですが、どちらも最高。とくにだしの効いた煮汁で炊いたご飯が美味しいです。
午後からは200世帯ほどの仮設住宅でしたが、昼食を食べて合流する頃にはほぼ終了でした。残念。
何度も通う中で仲良くなった仮設住宅集会所の職員さんが、豚汁を振舞ってくださいました。すごく美味しい。あったかいです。何より気持ちが嬉しいですね。
名残惜しいですが、あまり長居はできません。14時半過ぎに出発し、一路岡崎を目指します。途中休憩を挟みながら、12時過ぎに岡崎に到着しました。以前は福島県内の高速道路は震災被害の路面を補修していて、大渋滞でした。3年近くの日が立つなかで最近は渋滞もなくなり、スムーズに帰ることができました。
今回は少しゆるい感じでレポートしてみました。もちろん真剣に取り組んでいることですが、多くの方に全体像を見てもらいたいなと思い、行き帰りの行程も含めて書いてみました。少しでも多くの方が、東北に心を寄せてもらえますようにと願うことです
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