昨日は先輩であり、友であり、震災支援ネットワーク東海事務局として志をともにする同志の結婚式に出席しました。
新郎の挨拶で、とても心に残るお話を聞きました。新郎がお勤めやお話しの勉強を経て、もうしばらく本山に勤めたいと思っていた頃、心の師といえるご住職さまに相談したそうです。背中を押してもらえると思っていたそうですが、実際の言葉はそれをは異なるものでした、
「あなたを待ってくれる家族がいる、あなたを待ってくれるご門徒がいる。2慧見に帰りなさい」と。
それ以来、10年以上の間毎日新郎はこの言葉を心に刻み続けていたと言います。三重のお寺で、ご門徒とともに膝突き合わせて生きていくとお話がありました。会場のあちこちから自然となまんだぶのお念仏がこぼれました。
私は毎日胸に刻むような言葉を持ち合わせてはいません。今後もそうなるかというと、見込みは薄いかもしれません。けれどもこんな生き方はいいなと感じさせられました。
言葉の持つ力を感じたことでした。
私事ですが、11月4日に娘が誕生し、3人の子どもの親になることができました。いのちの尊さを心から感じたことでした。一番上の子どもが産まれたときにも同じようなことを言ったかもしれませんが、それを忘れてしまっている私がありました。
今後もはっと気付かされることばかりかと思いますが、日々向き合っていきたいと思います。