報恩講の紹介で、今日は毎年17日に行っている餅つきのお話です。報恩講の紹介はこちら
明願寺では毎年、赤渋町のお同行の方々がご奉仕で白と紅のもち飾りを作ってくださいます。ここ数年は東蔵前のお同行も有志で加わっていただきました。報恩講にお飾りするお供えのお餅はお華束(おけそく)、おこつぼさんと呼ばれ、昔はご門徒のお宅でも餅をのして小さく抜いて、串に刺して組み上げていました。
明願寺では今も杵と石臼でぺったんぺったんと少量ずつついては平らに薄く伸ばして、10円玉くらいに形抜きします。150個位ずつ並べた板を何枚も重ねて約4000個分を積み上げます。重石をかけ一晩置くと500円玉以上になったお餅が出来上がるのです。これを翌日薮田のみなさんに組み上げていただきますが、これは次の機会にお話します。